保湿をしたつもりになっていませんか?
2018年7月27日
美容
保湿をしたつもりになっていませんか?
保湿の正しい意味とは?
保湿とは文字のとり「湿気を保つこと」。
つまり肌の水分を適度に維持する為のスキンケアのことです。
「なんでいまさらそんなことを?」と思うかたもいるかもしれませんが、実は保湿の意味を正しく理解している人は少ないのです。
健康な肌の角質には約20%から30%の水分が含まれていますが、これが20%以下になることを「乾燥肌」といいます。冬場など空気中湿度が50%以下になると角層の水分が急激に蒸発しやすくなります。
肌がつっぱるなど自覚症状が現れたときには肌の水分量がわずか10%以下になっていることもあります。
肌から水分がなくならないようにするのが保湿の役割りです。
「化粧水=保湿」ろいう常識は一度すてましょう
肌の水分といえば化粧水とを入れると思われがちですが、水分そのものを与えてもすぐに蒸発してしまい保湿にはなりません。
また化粧水が蒸発しないようにミルクでふたをすれば保湿万全だと考えるかたも多いでしょう。
実は油分の保湿力はそこまで高くありません。
本当の保湿は体の外から水分をとりいれるのではなく、体の内側から湧き出る水分を保つサポートをすることが大切です。
間違った常識
・肌がカサつくときは化粧水をたっぷりつける
・化粧水はシートマスクで肌にじっくし浸透させるべき
・化粧水が蒸発しないように油分でふた
・テカリ・ニキビ肌なのクリーム塗らない
そもそも肌がうるおうって?
潤った肌は正しい保湿が出来ている証拠です。そもそもどのうような状態がうるおっているのでしょうか?
それは肌が自ら保湿物質をつくり、角層内に水分を蓄えておける状態のことです。保湿物質がきちんとはたらいていれば湿度が0%になっても肌は乾燥しません。保湿物質をつくる力が弱くなると肌は乾燥するんです。
自ら保湿ができる健康的なお肌作りをしていくためにお肌の土台からアプローチしていくことが健康なお肌の近道です。
お肌が健康になるためにも保湿成分をうまく活用してお肌に与えていく必要があります。
代表的な保湿成分の種類
①水分を挟み込むタイプ
この対応は水をサンドウィッチ状に挟み込み、しっかりキープする特性があります。
・セラミド
・大豆レシチン
・ステアリン酸コレステロール
②水分を抱え込むタイプ
真皮にもともとある成分などがよくつかわれます。ただしこれらを肌に使った場合真皮で吸収されることは難しく、角質層内の保湿として働きます。
・ヒアルロン酸
・コラーゲン
・エラスチン
③水分をつかむタイプ
水分を吸湿すつ性質がありますが、冬場などの湿度が低いときには保湿力がさがってしまいます。
・天然保湿因子(NMF)
・PG
保湿成分は水分のキープ方法が色々あります。肌の状態に合わせて使い分けをしていきましょう。