こんにちは!エステサロン経営で女性の夢を応援するSR SALONサロンインストラクターの立石です。
エステサロンの集客活動について、「なかなか軌道に乗らない」と悩む方は多くいます。
エステサロンの集客では、ターゲットを明確に設定したうえで、自店の強みを効果的に打ち出し、リピーターを増やす工夫をすることが重要です。
そのためには具体的にどんな方法を取れば良いか、というお話を今回はしていきます。
エステサロンの集客がうまくいかなくなる原因についても最初にお話ししていきますので、お悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。
エステサロンの集客ができないのには原因がある?
エステサロンを新たに開業し、経営を軌道に乗せるために、集客活動は大変重要です。
集客できるよう改善していくためには、まず自店の課題や問題点を見つけていきましょう。
集客活動がうまくいかないケースをいくつかご紹介しますので、当てはまるものがあるか、ぜひチェックしてみてください。
ニーズの把握ができていない
近年、スマートフォンの普及により、紙媒体としてチラシや広告を受け取るよりも、SNSでの発信やリピーター顧客に対するLINE配信など、オンライン上で確認できる広告のほうが関心を引きやすい傾向が見られます。
こうしたニーズや世間の動向を把握せず集客活動を続けることは、広告費用を無駄にしてしまう恐れもあります。
「お客様にとってどの媒体が見やすいのか」「お客様はどのようなシーンで広告を目にするのか」といったニーズを正しく把握し、適した方法で集客していくことが肝心です。
ターゲットを明確にしていない・設定がずれている
ターゲットが定まっていない・具体的でないという場合、幅広い層を狙いすぎてアプローチが弱くなってしまいがちです。
また、エリアに合ったターゲット設定になっていない、ターゲットを絞りすぎている、というように、アプローチの方法がずれている可能性もあります。
最初はターゲット設定通りの集客があったのに、ずれてきてしまったというケースもあるでしょう。
そんな場合はすぐに軌道修正することも大事です。
ターゲット設定に関しては、後ほど詳しくご紹介します。
他店に負けない強みを明確に示せていない
サービスや価格設定において競合店との差別化が行えていないと、お客様はあえてその店舗を選ぶ理由がなくなり、多くの顧客を獲得することは難しくなります。
競合店についてリサーチしたり、新規顧客やリピーター顧客に対して「なぜ今回来店しようと思ったのか」という理由に関する調査を行ったりすることで、自店だけの強みを発見できるでしょう。
また、自店の強みとして掲げたテーマが、時間が経つにつれ競争化が進むことで、他店も同じテーマを強みと打ち出してしまうケースも多いです。
こうしたケースに対処するために、常に周辺地域の他店に関する最新情報を取り入れながら、今現在のトレンドや自店への需要を加味して、定期的に打ち出し方を見直していくことが大切です。
リピーターに対する集客活動を怠っている
集客を行う上で、リピーターを増やすことは非常に重要です。
マーケティング戦略では、リピーターに関する次の2つのポイントがよく強調されます。
- 全体の2割を占めるリピーターが売上の8割を支える(パレートの法則)
- 新規顧客獲得にはリピーターの維持・獲得にかかるコストの5倍がかかる(1:5の法則)
集客を考えたときに新規顧客の獲得ばかりに気を取られてしまいがちですが、リピーターの獲得や維持に注力することが、いち早く集客につなげる方法となります。
定期的に通ってくれるリピーターに対して手厚いアフターフォローを心がけたり、顔や名前を覚えて優先的に接客を行ったりするなど、安心して何度も通える環境を整えることは、とても大切です。
接客内容に対して不足部分がある
一度店を訪れサービスを受けたお客様は、初回時に満足度を得られなければ再び店を訪れる確率が大きく下がります。
態度がよくないという明確なもの以外に「説明が少しわかりにくい」「通い続けるメリットを感じられない」「接客がマニュアル通りすぎる」というように、「悪くはないけれど、すごく良い!」とは感じられず、再来店に繋がらないケースもあります。
このような場合、伝えてくださるお客様もいますが、大抵は何も言わず来なくなってしまうというケースが多いです。
お客様対応や説明に関して従業員向けのマニュアルを作成したり、研修や勉強会、ロールプレイングを行ったり、再来店を促すサービスを考えたり…というように、さまざまな対策方法があるので、思い当たることがあれば取り組んでみると変わるかもしれません。
エステサロンの集客を成功させるポイント
エステサロンの集客を成功させるためには、どのようなポイントに気をつけるべきなのでしょうか。
ここからは、エステサロンの集客を成功させるために知っておきたい、4つのポイントについて解説します。
ターゲットを明確に設定する・柔軟に軌道修正する
顧客に取り込みたいターゲット層を明確に設定することで、効果的な集客の戦略を立てやすくなります。
「年齢」「性別」「職業」「住まい」「悩み」など、情報を細かく設定したうえで、その条件に対して効果的な集客方法を行いましょう。
例えば「30代」「女性」「会社員」「仕事が忙しくエステに通う時間がない」という条件でターゲットを設定します。
この場合「仕事終わりでも気軽に立ち寄れるエステサロン」として、夕方遅くから夜にかけても営業していることを伝えれば、女性の興味をひくことが可能です。
このように、ターゲットを絞り込むことで、より適切な集客方法を行えるようになります。
また、ターゲットを定めたけど集まらない、違うターゲット層がよく来る、というようにターゲットがずれてしまったことで集客できていないケースもあります。
その場合はそのエリアに合ったターゲットに変えるなど柔軟に対応し、メニューや打ち出し方を合わせて変えると、一気に集客が増えるケースも多いです。
自店の強みを効果的に打ち出す
インターネットが普及した現在では、多くのサロンがオンライン上での集客を強化しており、お客様目線ではどのサロンを選べば良いか迷ってしまうほど、多くの店が激しい競争を行っています。
激化する市場の中で勝ち残っていくためには、自店だけの強みを効果的に打ち出していくことが大切です。
強みを考える項目としては、コンセプト、技術、人、サービス、空間などがあります。
他店にはない技術やメニュー、自分たちの個性、おもてなし、他にはない特別な空間など、それぞれで書き出していくのも一つです。
例えばスタッフにママが多いなら、育児経験のあるママスタッフが多いことをアピールする、託児スペースやキッズスペースを作る、時短メニューを作るなど、ちょっとでも他店にないものを見つけたら、そこを重点的に伸ばしていくと強みになります。
リピーターを増やすための戦略を考える
先述したように、集客活動を行う上でもっとも意識すべきターゲットは「1度来店したことがあるリピート見込み客」です。
リピーターを増やすためには、満足度の高い接客と、接客後の手厚いアフターフォローが重要です。
「もう1度来たい」と思ってもらえるようにサービス内容を見直したり、リピーターに対する特典を豊富に揃えたりすることを検討しましょう。
接客対応を充足させる
接客が悪くはないけれど、良くもなかったという場合、お客様もわざわざ言うほどではないと感じられると、レスポンスがないため、その事実に気づきにくいです。
そのため、定期的に接客対応のロールプレイングを行うことも効果的です。
普段接客でどう説明しているのか、こう言われたら、どう返しているのかという部分を見ることができます。
そこで気づけたことから、接客に関する指標作りや説明マニュアルなどに落とし込んでいくと、改善しやすいでしょう。
個人店なら、お客様一人ひとりににウェルカムカードを書いたり、ウェルカムドリンクでハーブティーをいくつか用意して選んでもらうようにしたりなど、特別感のあるおもてなしがちょっとあるだけで、印象に残ります。
エステサロンの集客に効果的な方法をご紹介
エステサロンで集客するための、具体的なアピール方法についてもご紹介します。
エステサロンの集客に効果的な方法は、次の7つです。
- ホームページ
- SNS
- ポータルサイト
- チラシ・広告
- ランディングページ(LP)
- お礼状・ダイレクトメール
- 口コミ
ここからは、それぞれの集客方法についてお話しします。
ホームページ
自店独自の広告媒体として、ホームページやブログを運営する方法があります。
ホームページでは、実際の施術料金や設備、お客様からの口コミを掲載することで、ユーザーが気になる情報を一度に確認できるようになります。
また「店内の様子」「期間限定クーポン」「施術風景」など、画像と合わせて投稿すれば、実際の雰囲気をわかりやすく伝えられます。
ホームページを検索上位に表示させるためにSEOを依頼するのも効果的です。
また、SNSで集客活動を並行して行う場合には、ホームページと連携させることで、自店舗と相性の良いユーザーとのマッチングを狙えます。
ホームページには必ず予約フォームを掲載し、実際の予約に繋がるようなページに仕上げましょう。
SNS
拡散力が高く写真・動画でわかりやすく自店舗の特徴を伝えやすい手段が、SNSを運用する方法です。
近年ではTwitterやInstagram、TikTokなど、とくに若い世代を中心にSNSを利用する人が増えました。
エステサロンの集客をする上でも、無料でできる情報発信として大きな効果を期待できます。
施術の様子などを動画に撮り、簡単な編集をしたうえで「ショート動画」としてTikTokやInstagramに投稿すれば、これまでエステサロンを探していなかった人にも情報が届き、潜在的ニーズにアプローチできます。
また、TwitterやFacebookなど、その時々の近況をアップできるSNSを活用すれば、より身近な存在として自店舗をアピールでき、ユーザーにとっての来店のハードルを下げられます。
SNSで発信できる情報の量には限界がありますが、ホームページやブログのURLを記載すれば誘導も可能になり、さらに詳細な情報を発信できるでしょう。
ポータルサイト
「ホットペッパービューティー」「楽天ビューティ」などのポータルサイトに店舗の情報を掲載することで、エステサロンを利用したいというニーズのあるユーザーが予約しやすい環境をつくれます。
ポータルサイトには、店舗の住所・電話番号などの基本情報だけでなく、他社と比較した自店舗の強みやクーポンを利用したときの割引金額など、予約をする前に知っておきたいポイントについて情報を掲載できます。
集客活動を行うツールとしてポータルサイトを利用するサロンは数多く存在するため、ポータルサイトを活用する際には「どこまで自店舗の強みを効果的に打ち出せるか」が重要なポイントです。
チラシ・広告
チラシや広告など、紙媒体を活用する方法は、地域のニーズに合わせて集客を行うことが可能です。
店舗から近い距離にある駅周辺でチラシを配ったり、周辺地域を対象にポスティングを行ったりすることで「近いなら行ってみよう」といったユーザー心理に誘導できます。
チラシや広告を配布する場合、チラシのクオリティ自体が集客に影響するため、紙媒体による集客効果を向上させたい場合には専門の制作会社に依頼することがおすすめです。
ランディングページ(LP)
SNSやポータルサイトなどユーザーを呼び込む目的で情報発信を行う媒体や、バナーなどを経由し、ユーザーが最初に閲覧するページが「ランディングページ(LP)」です。
ランディングページでは、そのページから移動することなく、ユーザーが知りたい情報を1つのページにまとめて掲載します。
ホームページ・ブログサイトなど通常のページをSEO策に沿った方法で運営し、最終的な着地点としてランディングページを掲載すれば、ランディングページと通常ページの相乗効果でさらに高い確率での集客効果を見込めます。
WEBで検索するとランディングページ作成のツールがいくつかあるため、まずは無料で試し、さらに集客につなげたいなら、さまざまなオプションを活用したり、SEOを外部に依頼すると効果は高まるでしょう。
お礼状・ダイレクトメール
来店してくださったお客様に対し、施術後にお礼状を渡したり、来店後にダイレクトメールを送付したりすることで、リピーター獲得を期待できます。
丁寧でマナーが行き届いたお礼状を作成すれば、1度来店してくださったお客様との信頼関係を構築しやすくなります。
また、ダイレクトメールを送付する際には、次回利用できるクーポンもあわせて送付することで、再来店へのモチベーションを上げる効果が期待できます。
口コミ
数ある集客方法の中でもっとも確実性の高い方法が、口コミによる集客です。
すでにサービスを利用したユーザーからの声を聞くことで、実際の施術や店の様子がイメージできるようになり、信頼性の高い情報としてユーザーからの関心を集められます。
また、知人からの紹介であればさらに信頼度が高くなり、来店へのハードルも下がることで来店してもらえる可能性が広がります。
口コミ投稿者に対するクーポンやお礼品を準備したり、口コミ経由で来店した顧客を対象に特別なサービスを用意したりすることも効果的です。
エステサロンではお店の魅力を効果的に打ち出す集客が重要
エステサロンの集客を成功させるためには、他店にはない自店だけの強みを打ち出し、効率的に集客することが重要です。
集客ができていない場合は、ニーズの把握ができていない、ターゲットを明確にしていない、ターゲットの設定がずれている、他店に負けない強みを示せていない、リピーターに対する集客活動を怠っている、接客内容に対して不足部分がある、というような原因があります。
どこが足りていないのかを再確認し、ターゲットの再設定や、自店にしかない強みを考えたり、リピーター対策や接客の見直しを行ったりと、対策をしていきましょう。
SNSやランディングページなど、新たな集客方法を取り入れるのもおすすめです。
SR SALONは、エステサロンの開業にお悩みの方に向けて、サロン運営のサポートを行っています。
各種研修や販売促進支援、定期コンサルティングなどを行っており、業界未経験の方でも安心してビジネスを始めることができますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。