こんにちは!エステサロン経営で女性の夢を応援するジーラボラトリーのサロンインストラクター立石です。
無音のエステサロンよりも、店内に素敵なBGMの流れているサロンのほうが居心地良いですよね。
そこで今回は、「どのようなBGMならお客様に喜んでもらえるのかな?」「好き勝手に曲を流して良いの?」といったお悩みや疑問にお答えしていきます。
最後までお読みいただくと、自分のエステサロンに合った最高のBGM選びができるようになりますよ。
エステサロンはBGM選びも大切!
何気なく流していそうなBGMですが、実はとても大切な役割があります。
BGMを流すメリットは以下の3つ。
- エステサロンのコンセプトの印象付け
- リラックスした空間作り
- 騒音の遮断
詳しく見ていきましょう。
エステサロンのコンセプトの印象付け
BGMには「イメージ誘導効果」があります。
格調の高いクラシック音楽を流せば高級感を、ハワイアン風の曲を流せば南国風の雰囲気を作り出せます。
エステサロンのコンセプトに合った曲を流せば、コンセプトがよりお客様に伝わりやすくなるのです。
逆にコンセプトに合っていない曲を流してしまうと、雰囲気と耳から入ってくる音楽に違和感を覚えてしまいます。
エステサロンのコンセプトに合わせた音楽を使用することで、さらに雰囲気を良くできるので、積極的にBGMを活用すると良いでしょう。
リラックスした空間作り
エステを受けに来たお客様には、なるべくリラックスして至福の時間を過ごしていただきたいですよね。
そこで役立つのがBGM。
BGMに癒しの音楽を選ぶと脳波をα波に変えてくれ、リラックス状態にしてくれます。
心身の緊張がほぐれた状態でお客様にエステを受けていただくと、より高い効果が生まれます。
リラックスした空間でエステを受けると顧客満足度も高まり、リピート率にもつながるでしょう。
雑音の遮断
BGMにはマスキング効果があります。
マスキング効果とは、ある音(BGM)で別の音(騒音)を聞き取りにくくさせる、あるいは聞こえなくさせる効果のことです。
マスキング効果により、エステサロンの外から入ってくる車や電車などお客様にとって不快な音を遮断し、居心地の良い空間を作り出せます。
スタッフ同士や他のお客様の会話も聞き取りにくくなるので、お客様にとってだけでなく、スタッフにとっても好都合です。
また、お客様に気まずさを与えてしまう静かすぎる空間も、BGMを流すことによりマスキングできます。
お客様にとって快適で居心地の良い空間を作るためにも、マスキング効果のあるBGMは有効なのです。
エステサロンにはどのようなBGMがおすすめ?
BGMに効果があるからといって、好きな曲を適当に流せば良いわけではありません。
明るいアップテンポな曲だと元気で前向きにはなれるかもしれませんが、リラックスはできませんよね。
エステサロンにおすすめのBGMをご紹介します。
ヒーリングミュージック
文字通り「癒しの音楽」がヒーリングミュージックです。
川のせせらぎや小鳥のさえずり、オルゴール音など心を落ち着かせてくれる音楽を指します。
これらの音楽は心が穏やかになるだけでなく、心身的な緊張も解放されるので、全体的なリラクゼーション効果が高まります。
聴いている人に安心感や癒しを与え、リラックス状態に導けるので、エステサロンにおすすめの音楽です。
クラシック音楽
優雅で落ち着いた雰囲気や、ゴージャスな雰囲気を演出するクラシック音楽。
厚みのある音色が紡ぎ出す音楽には、音の強弱やリズムの変化があり、聴いている人を飽きさせません。
施術中のお客様も心地良く過ごせるでしょう。
また、バッハやモーツァルト、ベートーヴェンなどの作品は、心を落ち着かせ、精神を安定させる効果があるといわれています。
クラシックは高級感を売り出すエステサロンや、利用者の年齢層が高いエステサロンに向いている音楽です。
ジャズ・ボサノバ
オシャレな雰囲気のあるジャズとボサノバは、聴いているだけで明るく前向きな気持ちになれる音楽です。
ボサノバはクラシックギターやピアノが奏でる軽快なリズムと柔らかな音、優しいハーモニーに肩の力が抜け、心が穏やかになります。
ジャズは速いテンポにもかかわらず、独自の演奏法でゆっくりと聞こえるため、時間の流れをゆったりとしたものに感じさせられます。
日常の慌ただしさから切り離される空間を作り出せるでしょう。
どちらの曲にもリラックス効果があるため、エステサロンのBGMとしておすすめです。
エステサロンのBGM選びはここに注意!
エステサロンに合う音楽なら何をかけても良いわけではありません。
以下で注意点をご説明します。
著作権の確認
自宅で音楽を楽しむのとは異なり、エステサロンで音楽を流すのは商用利用となるため、著作権が発生するケースがあります。
音楽の著作権とは、作曲者や作詞者、音楽出版社などが音楽の使用を許諾したり禁止したりすることができる権利のことです。
音楽は著作者の収入源となるため、個人所有のCDやApple Music、YouTubeなどの音源を商用目的で勝手に使用できないのです。
著作権使用に関する手続きは、JASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)へ申し込みます。
一般店舗の場合、500㎡までの広さは年間6,000円の使用料に消費税を加えた金額を支払うことで、JASRCが管理するすべての楽曲を利用することが可能です。
※2024年2月時点
著作権侵害にならないケース
すべての音楽に著作権が付与されているわけではありません。
以下のように著作権侵害にならないケースもあります。
- 著作権フリーの音楽
- 著作権保護期間が過ぎた著作者の死後70年たった音楽
- 営利を目的としない上演
- 私的使用のための複製
エステサロンのBGMは営利目的になるために、「営利を目的としない上演」「私的使用のための複製」には含まれませんので、注意しましょう。
適切な音量
BGMの音量は大きすぎず、小さすぎない音量に設定してください。
大きすぎる音はお客様と会話がしづらくなったり、不快感を与えたりしてしまいます。
逆に小さすぎる音だと、BGMの効果が十分に発揮できません。
音量設定は、お客様の立場に立って行うことが大切です。
スピーカーが施術台の近くにあって音が大きく聞こえてしまわないか、施術室の仕切りのせいで音が小さくなりすぎていないか、確認をしましょう。
エステサロンではBGMも大切!コンセプトに合わせて素敵な空間を
エステサロンのBGMは、騒音を遮断したり、リラックス空間を作ったりする効果があります。
また、エステサロンのコンセプトをより印象付けられるのも、BGMメリットです。
ヒーリングミュージックやクラシック音楽、ボサノバやジャズは、リラックス効果を高めるので、エステサロンにおすすめの音楽です。
ご自身のエステサロンの雰囲気に合った曲を使いましょう。
音楽を使用する際には、著作権への注意が必要です。
エステサロン内で使用しても大丈夫な音楽か、事前確認が大切です。
ジーラボラトリーの「SR SALON」では、未経験でもエステサロンを開業できるようにサポートを行なっています。
お客様お一人おひとりに合わせたコンサルティングで、開業前から開業後まで永続的にサポートしておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。