こんにちは!エステサロン経営で女性の夢を応援するジーラボラトリーのサロンインストラクター立石です。
もし昇進の話が持ち上がったら、喜んで引き受けますか?
「昇進するのは、なんとなく不安」と感じる方もいるのではないでしょうか。
実は、多くの女性が管理職になることに関して、さまざまな不安を感じています。
今回は、女性が昇進に不安を抱く理由や、管理職に昇進するメリット、昇進後に仕事をスムーズに進めるためのコツを紹介します。
昇進に不安を抱く女性が多い理由
昇進に不安を感じる女性たちの背景には、いくつか共通する原因があります。
女性が昇進に不安を感じる理由として多いものを、参考にご紹介していきましょう。
日本での女性管理職の少なさ
日本のビジネスシーンを見渡すと、まだまだ男性の管理職が多いイメージがありますよね。
実際に、男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数を見ると、日本はかなり低いランキングにあります。
世界経済フォーラムが2022年7月に発表した、各国のジェンダー・ギャップ指数で、日本の総合スコアは0.650、順位は146カ国中116位で、先進国の中で最低レベルとなっています。
また、就業者及び管理的職業従事者に占める女性の割合でも、日本は12カ国中11位と順位が低いです。
そのため、女性の管理職の前例がない職場だと、やっていけるかどうか不安に感じる方が多いようです。
ただし、企業も女性の活躍を推進する動きが増えてきており、この状況は少しずつ変わりつつあるので、今後への期待は持てるでしょう
男女共同参画局「就業者及び管理的職業従事者に占める女性の割合(国際比較)」
子育て・家庭と仕事の両立
日本では女性が家庭の中心になる傾向がまだ残っており、男性が育休を取れるようになるなど少しずつ改善はされていますが、まだ浸透はしきれていないのが現状です。
そのため、子育てや家事をしながらだと「仕事に集中できるだろうか」という心配もあるでしょう。
より責任のあるポストに立つとなると、保育園に入れるかどうか、子どもの病気や学校行事などのときはどう対応すれば良いかなど、考えなければいけない問題もたくさんあります。
これらの理由から、多くの女性は昇進という新たなチャンスに前向きになりたくても、両立の難しさに不安を感じてしまうのです。
女性が昇進して管理職になるメリット
昇進することには不安やプレッシャーがともないますが、一方で管理職になるとさまざまなメリットがあります。
具体的にどんなメリットがあるのかも見ていきましょう。
自分でコントロールできることが増える
昇進すると、自分の裁量の中で決められることが増えます。
例えば「このチームでは夕方以降の会議はしない」など、自分でルールを決めることもできるかもしれません。
また、自分が無駄だと考える業務は削減したり、実務は部下に任せたりなど、状況に応じて自分で作業量を減らせるのも管理職ならでは。
「チームの業務フローを変える提案をしたら仕事がスムーズに進むようになった」といった経験をした人もいるようです。
子どもの学校行事や家族の大切なイベントにあわせた業務調整もしやすくなります。
給与がアップすることで楽になる部分もある
昇進すると、単に肩書きが変わるだけでなく、多くの経験や学びを得られます。
管理職としての役割を果たす中で、日々の業務を通してさまざまな課題に直面し、それを乗り越えていくことで、自らの成長を実感できるでしょう。
また、その努力が報われる形で給与もアップすると、「家事を減らすために家電を買う」「家事代行をお願いする」といったこともできるように。
管理職の方が、家事や子育てと仕事を両立しやすくなる可能性もあるのです。
キャリアアップは、自己成長だけではなく、経済的な安定や生活の改善も望めるでしょう。
女性が昇進して管理職に!仕事を進めるコツ
昇進して管理職になると、新しい役割や責任が増え、仕事の進め方や考え方も変わってきます。
その中には、女性だからこそ活かせる強みや独自のやり方も存在します。
女性が昇進して管理職になったときの、仕事の進め方のコツやポイントもご紹介していきましょう。
仕事を部下に任せる
昇進して管理職になると、多くの業務やプロジェクトについて、直接手掛けるのではなく部下に任せることが増えます。
このとき、部下に対して細かすぎる指示や過度なチェックは避け、自由に仕事を進めさせることが大切です。
最初は信頼するのが難しいかもしれませんが、具体的な目標や期限を明確に伝えることで、部下も安心して取り組めます。
また、失敗を恐れずに新しい挑戦をさせることで、部下の成長も期待できるでしょう。
失敗は素早くフォローしてあげればOK。
さらに、定期的にミーティングなどの機会を設けてフィードバックを行うことで、部下とのコミュニケーションを深め、信頼関係を築いていくことができますよ。
任せることで、自分の時間を有効活用し、部下の成長もサポートする。
それが管理職としての役割の一つといえるかもしれません。
マネジメント力を活かす
管理職になると、何もかも自分一人でこなさないといけないと考えてしまう女性もいますが、まず上司や部下と業務を分担できないか考えてみるのがおすすめです。
これまでの仕事を通して得たマネジメント力や気配りする力、そして調整力などを活かして、チームでの仕事を上手に進めることができるはずです。
また、管理職になると、方向性を示す役割も担うことになるでしょう。
そのため、仕事の目標やビジョンをしっかりとチーム全員で共有することが大切です。
目標共有の際には、具体的で達成可能なものを設定することがポイント。
その目標がなぜ大切なのか、背景や意義もしっかり伝えることで、メンバーのモチベーションアップにもつながりますよ。
家族で上手に家事を回す
管理職になると、家庭とのバランス調整が大事になります。
まずは、家事の分担方法を見直すことがスタートライン。
例えば、一言で「料理」といっても、色々なステップがありますよね。
献立や、食材の買い出し、それから実際の調理、後片付け…。
これらを家族みんなで分担できれば、一人の負担はぐっと減ります。
でも、最も大切なのは、家族の助けやサポートに対して「ありがとう」と感謝すること。
たとえ小さなことでも、感謝の言葉を伝えることで、家の中はもっと暖かく、明るくなります。
女性の昇進には不安もあるけど勇気を出してやってみよう
多くの女性が昇進を目前にしたとき、さまざま不安を背負い込むのは、社会の構造や環境の影響がとても大きいです。
特に、男女の管理職格差やキャリアのブランク、家庭との両立の難しさなどが大きな要因として挙げられます。
しかし、昇進には多くのメリットがあり、自分の意見を直接反映できるチャンスが増えたり、経済的な安定や自分自身の成長を感じたりすることができます。
そして、昇進を成功させるためには、部下とのコミュニケーションの取り方や、目標の共有方法、家族と上手に協力することなど、効果的な方法がいくつもあります。
昇進やキャリアアップはもちろんのこと、それを支える家庭や部下との関係も大切にしましょう。
仕事も家庭も、どちらも大切なもの。
バランスを見つけ、双方を大切に進めていくことで、より充実した人生を歩むことができるでしょう。
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