漢方養生指導士、福田貴之です。
今回のコラムの内容は「お肌の透明感ってどうやってつくられるの!?」についてお話ししたいと思います。
今回も最後までお読みいただけると嬉しく思います。
「肌の透明感」の定義を皆さんはご存じですか?
日本化粧品工業連合会様では、肌の透明感を「皮膚がくもりなく透き通ったように見える状態」と定義しています。
このような肌を作るにはどうしたら良いでしょうか?
答えは2つ、「肌表面のでこぼこ」と「キメ」が重要です。

ではどうしたら「肌表面のでこぼこ」と「キメ」ができるのでしょうか?
重要なのはこのコラムをご覧いただいている人であれば気づかれたかもしれませんが「バリア機能」です。
肌のバリア機能の基本は3つ。
「皮脂膜」「NMF(天然保湿因子)」「細胞間脂質(セラミド)」です。この3つのバリア機能は肌の一番上にある「表皮(ひょうひ)の角質層」で作られ私達の肌を守ってくれています。

健康な肌状態はこの3つのバリア機能で作られ、そして肌の透明感もバリア機能が正常に働いてくれるおかげで作り上げられます。
少しでも元気なバリア機能で肌を整え、透明感を上げるためにどのようなことに気を付け、生活していけば良いか考えてみましょう。
バリア機能が壊れる原因として多いのが、「クレンジング」と「洗顔」です。
汚れを落とし、その後使用するお化粧品の浸透を助けるのに重要ですが、頑張りすぎてしまうと、肌を守ってくれるバリア機能が低下し敏感な肌状態を作ります。
本来肌の一番上にあった天然の保湿クリーム(皮脂膜)が無くなってしまっていますので、肌理(キメ)が整っていない状態です。
肌理の役割は整うことで肌を明るく透明感のある肌に見せてくれます。
どういうことかと言いますと、肌理が整っている肌だと、そこに当たる光が正しく反射し、肌を明るく見せてくれます。
しかし肌理が崩れていると、光の反射があちこちに散らばって、肌を明るく見せてくれなくなります。
また、バリア機能が崩れることで、肌が敏感な状態になり、外から肌へ付着する細菌などが肌の中に入りやすくなり、角質内に保存している保湿成分が外に出やすくなるため、赤みがでたり、肌がくすんだり、透明感のない肌になってしまう可能性が高くなります。
肌理が崩れずに3大バリア機能を機能させるために、上記のように
・洗顔、クレンジングは丁寧に優しく行う(やりすぎ、摩擦のし過ぎに注意)
それ以外には
・肌にあった化粧品を使う
・必要な保湿を行う
などでバリア機能を守り、育てていきましょう。

肌にあった化粧品については、現在使用しているお化粧品を使っていてもし、肌がくすんでしまう、肌が敏感や乾燥を感じるようでしたら、肌に合っていない可能性を考えます。
肌に合っていない場合は不必要なものが入っていないお化粧品を選択し、変更するだけで、物足りなさを始めは感じるかもしれませんが使い続けることでクスミや敏感、乾燥を緩和することができると思います。
石油系合成界面活性剤や防腐剤、人工香料、人工着色料などが使用されているものは肌状態によってお休みしてみましょう。
また、バリア機能が壊れているということは、皮脂膜、NMF(天然保湿因子)、細胞間脂質(主にセラミド)が無くなっている、足りない状態であることを示します。
これらを補うために人工的な保湿成分としてお化粧品がありますので上手に活用していきましょう。

NMF(天然保湿因子)と細胞間脂質(セラミド)を補うにはジェル基材の保湿剤(水溶性)を角質内に埋め込んで、上から皮脂膜の代わりにクリーム状の保湿剤(油性)で蓋をします。
足りないものは補うことで緩和していき健康な肌状態を作ることができますので、自分に当てはまると思われた人は是非試してみてください。
この3月は肌が揺らいでいる人も多いかと思います。今年も花粉の飛沫が多いと聞いています。

お化粧品も毎日丁寧に行い、使うものを選択することで「養生(ようじょう)」につながります。
自分のための時間を取って、肌の養生を始めてみましょう!
漢方養生指導士 福田貴之でした。
お読みいただきましてありがとうございました!