漢方養生指導士、福田貴之です。
今回のコラムの内容は『「皮膚の乾燥」ってどうして起こるの!?』という内容でお話したいと思います。
肌の乾燥が気になる季節になりました。
少しずつ秋めいてきて涼しくなってきた今日この頃ですね。
漢方でも秋は肌の乾燥や咳(呼吸器)などに注意が必要な時季でもあります。
今回はどうして肌の乾燥が起きるのか?とその養生(心と身体の整え方)についてお話しようと思います。最後までお読みいただけると嬉しく思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

肌の乾燥には色々な要因があるといわれています。
一番大きな要因として考えられるのは「バリア機能の低下」でしょうか?
少し難しい話にはなりますが私たちは外的要因になる花粉やほこり、ウィルスや菌が容易に入ってこないようにバリア機能というもので守られています。
肌の一番上には「皮脂膜(ひしまく)」という天然の保湿クリームが作られ、私たちの肌を守ってくれています。
この「皮脂膜」は身体から出る水「汗」と体から出る脂「皮脂」が肌表面で混ざり作られたものです。
本来この皮脂膜が私たちの肌を守ってくれているのですが、過剰な摩擦や、強い紫外線、顔の洗いすぎなどで失われてしまうとバリア機能は壊れ、肌の中に入ってほしくないものが入ってくるようになり、赤みが出たり、かゆくなったり悪さを起こします。
また、内側に本来蓄積されている保湿のための水分も空気中に放出されやすくなり、今回の題名にもあるように乾燥するようになってくるというわけです。

しかしこれだけだとこれからの時季でなくても乾燥するのでは?と思いますよね。
秋からどうして乾燥しやすくなるか、ここまでの話を理解してもらいその次をお話しましょう。
天気の話をすると夏までは高温多湿の太平洋高気圧が日本を覆っています。
しかし、秋になると移動性の高気圧が日本にやってきます。この高気圧は夏の高温多湿の高気圧と違い、温暖で乾燥している高気圧のため、乾いた空気を感じるようになります。
この乾いた空気の高気圧になると肌の中の水分が空気に持っていかれ、肌の乾燥を感じるようになるというわけです。(ものすごく簡単に説明しましたが・・・肌の乾燥を感じる湿度は60%以下といわれこの時期から下がり始めます。)
では、この肌の乾燥を守るために私たちはどのような養生をしていけばよいでしょうか?(あくまで養生と言わせてください)
1.養生
肌へ摩擦をしない
バリア機能を整えるために強い摩擦は天然保湿クリームをはがしてしまいますので、クレンジング、洗顔、化粧品を塗布する際などは意識して優しく行いましょう。これだけでもバリア機能が守られます。
2.養生
紫外線から肌を守る
紫外線は肌を炎症させ、ひりつきなどの傷みを生じさせます。
秋に入り日差しが落ち着いたからといってUVケアを怠ると、肌のバリア機能が低下し、乾燥などの肌トラブルに発展します。
季節関係なく紫外線ケアを行うことが乾燥肌から皆さんを守る一つの養生になります。
肌が弱い方もいると思いますので日焼け止めなどの選択は肌質に合わせて行なってくださいね。

3.養生
必要な保湿をする
本来天然の保湿クリームは自分自身で作ることができるのですが、肌質や環境によって奪われた皮脂膜は簡単に元に戻りません。
そんなときは保湿ジェルやクリームを活用し、人工的にバリア機能を作り肌を乾燥から守りましょう。
しかし過剰に保湿をしてしまうと本来剥がれ落ちる角質が剝がれずに厚くなりこれはこれで別の肌トラブルの原因にもなりますので注意しましょう。
以上です。
バリア機能を整えることで乾燥から肌を守ることができますので、3つのお話をしましたができることから始めてみませんか?
今回もお読みいただきありがとうございました。
漢方養生指導士 福田貴之でした。
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