• 福田 貴之

新陳代謝と美肌の関連性を教えて!

漢方養生指導士、福田貴之です。
今回のコラムの内容は「新陳代謝と美肌の関連性を教えて!」と言う内容でお話したいと思います。

実は前のコラムで記載した内容をもう少し詳しくお話する内容になります。
以前のコラムを、もしお読みいただけるのであれば

「肌細胞の生まれ変わりって」健康や美肌に大切?

もお読みいただけると嬉しく思います。
今回もお役に立てる内容にしてまいりますので是非お読みください。

前回のコラムでは肌周期のことをターンオーバーとお話しました。これは今回の題名の「新陳代謝」と同じ仕組みのことをいっています。
再度ここでお話するということは、肌の代謝である「新陳代謝」は「美肌」にとってとても重要であることを理解いただけるのではないかと思います。

 

肌の生まれ変わり=新陳代謝が正常に働けば、元気な肌が常に私達を守ってくれますので、健康で美しい肌を作り続けます。
それを阻害するものとして「紫外線」「刺激や摩擦」が挙げられますが、
今回は肌を守るための「バリア機能」が正常であれば「新陳代謝」は正常に働き、「美肌」を保つことができる観点からお話したいと思います。

まずバリア機能とはどのような仕組みでしょうか?
私たちはお風呂に入ってもお風呂の水が皮膚の中に入ってしまうようなことはなく、ある仕組みによって防がれています。
これは肌の上の皮脂膜が外部からの刺激や不要な物の侵入を防ぐ役割を持ち、内側にある水分が保たれるようにしています。
この皮脂膜は表面に出てくるきれいな脂(皮脂)ときれいな水(汗)が混ざり合い、皮脂膜という天然の保湿クリームを作ることで肌の環境を悪くするものから守ります。

しかし、必要以上のクレンジングや洗顔、肌に合わない成分の化粧品を使うことで、この「皮脂膜」は壊れ、外敵から守る機能や内側の水分を出さない仕組みがなくなってしまいます。

 

 

もちろんクレンジングや洗顔は必用なものなので丁寧に行う必要はありますが、ここでお伝えしたいのはやりすぎていないか?ということです。
これからの時季、あまりに湿度や気温が高くなることで、皮脂が気になり、洗顔を頑張りすぎたり、回数を行いすぎたりしていませんか。
やりすぎは、必要以上にバリア機能を壊して肌を危険にさらしてしまう可能性が生まれます。

ではどうしたらこの「バリア機能」を正常な状態にすることができるのでしょうか?
まず確認してほしいのが自分の肌質を知ってほしいと思います。

オイリーなのか?乾燥肌なのか?敏感肌なのか?ノーマル肌なのか?
自分の肌質を知ってクレンジング、洗顔の対応をするだけでもこのバリア機能が守られやすくなり、新陳代謝を正常にし、美しい肌を作ることができます。

まず乾燥肌、敏感肌の人はクレンジングと洗顔は丁寧に行う必要はありますが頑張りすぎないことが重要です。
クレンジングや洗顔料は汚れを落とすと同時にバリア機能を壊すことも覚えておいてください。
あまり時間をかけたクレンジングや強い摩擦(ゴシゴシ)をかけると汚れと同時に肌を守るためのバリア機能を壊し、炎症、ひりつきなどの原因になり、肌の新陳代謝のバランスを崩します。

炎症が続く肌だと新陳代謝が早まり、未熟な角質が肌表面にできあがり、肌を守る機能を弱めてしまうともいわれています。
弱い角質と皮脂膜がない状況では美しい肌は作られませんよね。

乾燥、敏感肌の人はどうしても丁寧に優しくクレンジング、洗顔をしても壊れてしまうバリア機能の被害は通常の肌質の人に比べて大きくなります。
そのため、できるだけ人工的にバリア機能を作ってあげることが必要になりますので、洗顔後は表面の角質が毛羽立ち悪いものが入りやすい状況、中の水分が出ていきやすい状況ですので、早くに化粧水をつけて肌理(きめ)を整えてあげましょう。
そしてジェルやクリームなどで肌表面に人工的にバリア機能(皮脂膜)を作ってあげることで、赤みやひりつきなどを予防できると思います。

また、オイリー肌の人も注意が必要です。あまりにもたくさん皮脂出るからとクレンジング、洗顔を何回もしていませんか?
外出時に顔がテカテカしているからと、顔に油とり紙で必要以上に顔の油を取りすぎていませんか?

私たちの肌は恒常性(こうじょうせい)というものがあり、必要な物が足りないと元の状態に戻そうとする仕組みがあります。
皮脂が多く脂っこいからといって小まめに油とり紙で顔の皮脂を取りすぎると、肌の上に油が足りないと恒常性が働きまた多くの皮脂を出すようになります。

皮脂が多い人は保湿をするイメージがないかと思いますが、このような人は「インナードライ」といって肌の表面は油でべたべたしていますが、肌の角質内は乾燥しており、表面上にいくら保湿剤を塗っても乾燥感を感じる人などはこの「インナードライ」の可能性がありますので、角質内にジェル基剤の水溶性のジェルを埋め込んでから、肌表面に油性のクリーム保湿をし、閉じ込めてあげると乾燥感がなくなり、不必要な皮脂も出にくくなるかと思います。(原因がインナードライの人に限ります)

このように肌質に合わせてまずはクレンジング、洗顔方法を見直してみる、また、肌質に合わせて保湿を活用するなど、ひと手間かかりますが、その後の肌状態は大きく変わります。

新陳代謝を正常な状態にするとは、そんな難しいことではなく、

・肌質を知り、自分の肌質にあったお手入れを行っていく

これが重要です。
肌の生まれ変わりである「新陳代謝」を正常に回すことは「美肌」を作るうえでとても重要だということがわかってもらえたのではないでしょうか?

簡単なことほど、実はできていないことが多いと感じます。
美しい肌はまず一番は自分のためです。日々毎日のお手入れを丁寧にそして自分にあったものを使い美肌を手に入れましょう。

 

最後に漢方的なお話を(笑)

この時季は湿邪(しつじゃ)が私たちに悪さをします。
水滞(水毒)といって身体の水がたまることで「むくみ」「頭痛」「手足の冷え」などを引き起こします。
身体の血液も冷えや血管の収縮などで起こりやすくなり、皮膚へも栄養が行きにくい状況を作りますので、軽い運動やこの水滞は胃に影響を与え食欲などもなくしますので、香りのある食材で調子を整えると良いですよ。

以上です。
今回もお読みいただきありがとうございました。

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COLUMNIST
福田 貴之
漢方養生指導士
福田 貴之
FUKUDA TAKAYUKI
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両親の共働きで祖父母に育ててもらう環境で幼少期を過ごしました。そんな両親が寡黙に働く姿をみて『自分も家族の役に立ちたい!』という強い気持によって料理の道へ。
高校卒業後に調理師・パティシエを経験し、その後、ホテルフロント、レストラン業務を経て30歳で美容業界へ転身。
現在は「美容と健康」をテーマに、当事業部の漢方養生指導士としてSR SALON と共にお客様を綺麗にする為の活動を行っています。

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