漢方養生指導士、福田貴之です。
今回のコラムの内容は「食物と肌の繋がりについて教えて!」という内容でお話したいと思います。
「食事」と「肌」は密接な繋がりがあることは皆さまご存知だと思います。
しかしどのような関係があるか詳しくご存知でない方も多いかと思いますので、丁寧かつ簡単にお話していきたいと思います。
最後までお読みいただけると嬉しく思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
まずは大きなところから。
「食事」はなぜ摂るのでしょうか?
それは生きていくためです。
口の中から入る食材により私たちはエネルギー源の「ATP(アデノシン三リン酸)を作っています。この「ATP」は車で言えば「ガソリン」と同じで作られなければ、私たちは「生きていく」ことができません。
そのため、1日3食(1食、2食の人もいます)食事を食べてエネルギー源を摂取しています。
この「APT」は食事の中の「糖質」と、呼吸から得られる「酸素」によって作られるのですが、「血液」を介して、ある場所へ運ばれます。
ある場所とは「ミトコンドリア」。
聞いたことがある人も多いかと思いますが、この「ミトコンドリア」で私たちは「ATP」を作っています。

生きていくために必要な「呼吸」と「食事」で私たちは生きています。
では、肌にはどのような影響があるのでしょうか?
肌は過去のコラムに記載した「ターンオーバー」という自己修復機能を持っています。
そのため、血液による「栄養」と「酸素」が一番最後に回されてしまう場所ともいわれています。
一番大事なところに優先的に運ばれますので、人間の体の中で血液(酸素と栄養)を優先的に運ぶ場所は「脳」と「心臓」といわれています。この2つは「生死」に影響する場所です。
生きるために必要な「血液(栄養と酸素)」はどうしても最終にされてしまうと、肌への影響が少なくなってしまいますので、私たちは血液が肌へもしっかりと届くようにする必要があります。
その一つが「食物(たべもの)」です。
食べ物の中でも血流をよくする食品を積極的に摂取することで行き届きにくい皮膚へも血流が届くようになりますので肌への影響を感じていただけるはずです。
ではどんな食物が血流を良くしてくれるのでしょうか?
①クエン酸(レモン、お酢、梅干しなど)・・・血液の酸化を抑え血流改善効果に期待できます。

②EPA【エイコサペンタエン酸】(イワシ、サンマ、サバなどの青魚)・・・血液サラサラ作用や血栓を作らない予防効果に期待できます。

③アルギン酸(わかめ、コンブなど)・・・海藻類は血糖値の上昇を抑える働きのほか、新陳代謝を活発にして血流を促す働きも持ちます。(甲状腺の病気を持っている方は主治医の確認のうえ摂取しましょう。)

④ビタミンE(カボチャ、ニラ、ナッツ類など)とビタミンC(フルーツ類、ピーマン、小松菜など)・・・ビタミン類の中でも高い抗酸化作用を持ち、動脈硬化予防にも効果的に活躍してくれます。ビタミンEは酸化しやすいのでビタミンCと一緒に採ると良いといわれています。

⑤香辛料・スパイス(唐辛子、シナモンなど)・・・身体を温める香辛料は身体を温めることで血管を広げて血流改善を手助けしてくれます。血流を改善する食材と温める食材一緒に摂りましょう。

血液は何度もお伝えしますが「酸素と栄養」を運び、生きていくための「エネルギー」を作り出します。
そのために必要な1つは「血流」です。
「運動」や「入浴」などでももちろん改善していくことは可能性ですが、毎日食べる「食事」で血流を良くし、肌へ栄養と酸素を届けることが一番早く、簡単です。
暑い日が続き、簡単な食事ばかりだと、お腹は満たされますが、肌への栄養が足りてないことも多くありますので、上記の食材で血流を意識し、肌のためには皆様ご存知のビタミンA・C・E(エース)を意識した食材を積極的に摂りましょう。
日焼けの炎症による肌の老化もビタミンA・C・Eの抗酸化作用で軽減できますので夏野菜を意識的に摂って夏の紫外線に負けない肌を作りましょう。
東洋医学では冬病夏治(とうびょうかち)といって夏の生活習慣で冬の慢性的な病気が治るといわれています。
夏に血流改善して冬の肌はピカピカで過ごしたいものですね。
以上です。今回もお読みいただきありがとうございました。
漢方養生指導士 福田貴之でした。
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