漢方養生指導士、福田貴之です。
急激に気温が下がり、すっかり冬支度ですね。
11月に入り、本格的な冬がやってきました。
「本格的な冬に向けたスキンケアの準備、何が大切?」かを今回のコラムではお話ししていきたいと思います。
冬の肌トラブルと言えば何が思い浮かびますか?またはご自身が冬になると悩む肌トラブルは何でしょうか?
冬の肌トラブルで一番多いのが「乾燥」「かさつき」ではないでしょうか。

普段から乾燥肌、敏感肌の方はより一層、厳しい時季に入ります。
それは何故かというと、冬は特に空気の乾燥、湿度の低下によって肌の水分は空気中に持っていかれます。
また、私たちを守っている皮脂膜も皮脂や汗の量も、季節の気温や湿度の低下によって作られにくくなっています。
皮脂膜は肌の水分蒸発を防ぎ潤いを保つこと、弱酸性で雑菌の繁殖を抑えること、そして外界からの刺激から肌を守るバリア機能の役割を持っていますが、冬の季節はその材料である皮脂や汗が出にくくなるため、十分な役割を持つ皮脂膜が形成しにくくなっています。
冬に入る準備として行っておきたい冬へ向けての養生にはどんなものがあるでしょうか。
日常的に気にしてほしいのが「室温」と「湿度」です。
寒くなればもちろん暖房をつけますが、室内の空気の水分を奪われますので湿度が下がります。
湿度が下がると肌の水分を奪いますので「乾燥」や「かさつき」の原因に繋がります。
加湿器を付け室内の湿度が40~60%を保つようにします。
加湿器などが無い場合は濡れたタオルをハンガーに吊るし部屋の湿度をあげるようにしましょう。
また洗濯物を部屋干しすることでも湿度を上げることができます。
乾燥が酷い場合は湿度を60~65%目安にするのが良いと言われています。
すぐに湿度を上げることはできませんのでサーキュレーターを使うなどしてできるだけ適度な湿度に上げられる工夫を行いましょう。
旅行や出張時のホテルなどで加湿器が無い場合などは濡れタオルを活用すると喉の保護などにも役立ちます。ハンガーなどに絞ったタオルをかけてベッド付近に吊るしておくと良いでしょう。
また就寝時は濡れマスクなども活用するのもお勧めです。
肌のお手入れでもいつも以上に意識したいのが「洗顔」です。
保湿剤を使用する、活用するのは当たり前だとしてもまず乾燥しにくい状況を作るためにも洗顔を意識しましょう。
肌の乾燥を防ぐためにも熱いお湯での洗顔はNGです。

洗顔のあとのすすぎは体温よりも低いぬるま湯で洗い流すようにしましょう。
お湯で洗い流すと、肌表面の皮脂や角質層にある保湿成分を必要以上に除去し、肌のバリア機能が低下します。
バリア機能が壊れた状態ですと、外側から見えない花粉やPM2.5などが付着し肌荒れを起こし、内側にある水分が空気中に持っていかれるなど「乾燥」や「かさつき」の原因になります。
そして洗顔する際は肌に強い摩擦を与えないように注意しましょう。
洗顔料やクレンジング剤は汚れを落とすスキンケアアイテムです。汚れを落とすのに界面活性剤や洗浄料を活用していますが、肌への強い摩擦をかけることでより、バリア機能を壊しやすく、刺激も強くなります。
手のひらが肌へつくかつかないかくらいの圧で洗顔は行うようにしましょう。
忙しいとどうしても雑になりやすくなるクレンジングや洗顔ですが、丁寧に優しく行うだけでも肌は変わってきます。
「乾燥」「かさつき」から少しでもダメージを受けないように取り入れて美しい健康な肌を手に入れましょう。
最後に肌が乾燥している、粉拭いているなどのときは保湿剤で人工的にバリア機能を作ってあげましょう。
何度もお伝えしていますが必要以上に保湿をする必要はありません。適度に必要な保湿を行うことで肌トラブルを防ぎましょう。

今回もお読みいただきありがとうございました。
漢方養生指導士 福田貴之でした。